すずきち
京都市から滋賀の米原に移住して丸々2年が経ちました。
早い、早すぎる。。。
ワシはいったい何をしていたんジャー!!
と嘆きたくなることもあれば、もちろん2年前とくらべてパワーアップ、スキルアップしたこともたくさんあります。
とりあえず言いたいのは、
想像してた未来とけっこう違うよね!ってことです。
何がどう違うのか?
可能性に満ち溢れた、田舎暮らし、移住生活に期待を寄せまくりだった2年前のじぶんへ、
今だからこそ言えることを10こくらい紹介していきます。
- ゆくゆくは地方移住したい
- これから田舎暮らしを始める予定
- 実際の田舎暮らし、仕事があるかどうか不安
- 田舎特有の人間関係、めんどくさいの?
と、ここらへんに興味があるひとは読んでみるときっと発見があるはずなので、ぜひ読んでみてくださいm(__)m
目次
家族・両親に感謝しようネ
京都でのサラリーマン時代。
メンタルが弱り、ストレスはたまり、家族との関係は悪くなっていたときのこと。
ああ、このままではマズイ。
ここではないどこかへ行きたい。
限界に達したぼくはいろんなものをブッチぎって、えいや!と移住を決めました。
仕事はほぼ投げ出し、妊娠中の妻は不安。
それでも前に進むしかない、何度も何度も話し合い、ついてきてくれた家族。
なんとか理解をしてくれた両家の両親。
冷静に考えればよく離婚しなかったなーと。^^;
コレと決めたら突き進むクセがあるので周りを振り回してばかりですが、それでも愛想をつかさず一緒にいてくれるのは感謝でしかないですね。
移住先での暮らしを楽しもう!という考えを持ってくれてるのも大きいです。
そういう前向きな人は大事にしたいですね、感謝です^^
田舎の田舎はハードルが高い。二段階移住or逆二段階移住がオススメ
いわゆる田舎には2種類あります。
それが、
①田舎の都会
②田舎の田舎
です。
田舎の都会の特徴は次の通り↓
- 電車、バス、タクシーがちゃんとある。
- 帰りが遅い時はササッとテイクアウトできるお店がある。
- アパート、マンションで冷暖房完備の賃貸がある。
田舎の田舎はこちら↓
- 公共交通機関がない。
- スーパー、コンビニなどの食料品店がない。
- 外食できるところが少ない。
- 昔ながらの古民家しかない
すずきちは生まれも育ちもベッドタウン。
どこにでもあるような街暮らしでした。
アウトドアや虫に対する抵抗もなかったし、そもそもじぶんが来たかったので田舎の田舎でもオッケーでした。
居酒屋にふらっと立ち寄って一杯!みたいなのはたまーに恋しいですが、致命的なことではありません。笑
もしあなたがなんとなく田舎暮らしがしてみたいのでしたら、まずは地方の都市に住んでみるのをオススメします。
そこを拠点にして、もう少し自然が身近なエリアをリサーチして行くくらいの堅実さがあると、周りの人も安心してくれるでしょう^^
草刈りはしよう
田舎暮らしにおける草刈りのポジションは高いです。
おそらく今あなたが想像したポジションの10倍以上は重要な要素なのです。
特にお隣さんとの敷地の草刈りはいくらやってもやりすぎということはないでしょう。
すずきちもしばしば草刈りができてないヨ、と指摘されることが・・・笑^^;
畑をやってると雑草に虫が寄って来たり、雑草の種が飛んで行くので物理的にも迷惑、ということがあります。
もちろん視覚的にも「手入れができてない」という印象を与えてしまうので、やはり草刈りは重要です。
草刈りを制する者は田舎暮らしを制する。
↑コレ結構事実だと思います。笑
ご近所付き合いは張り切りすぎず、自然体でGO!
移住者も地元の住民も、ファーストコンタクトは緊張しているはず。
大抵の常識ある大人はおそらく笑顔で粗品を受け渡して、卒なくあいさつを終えるでしょう!
その後は正直、そんなに張り切ってグイグイ行かなくてもいいかなと思います。
ぼくが逆の立場だったら、引っ越してきた人がギラギラあーだこーだやってたら、ちょっとシンドイです。笑
ここらへんは人によりけりです。
ご近所づきあいはそこそこうまくやっていければいいですね^^
家族、子ども、犬は最強のコミュニケーションツール
まさにそうなんです。
こちらで借りてる家の改修をする関係で、実はすずきちだけ先に移住して暮らしていたんです。
街からやって来た男がいきなり「家を改修する!」といって住み始めたわけです。
そりゃ地元の人たちは気にならないはずがありません。笑
ふつーに会話する関係になることもあれば、会釈だけの人もいます。
そんな生活を続けていてふと妻に突っ込まれました。
野菜のおすそ分けとかないの?、と。
そういえば、ない。
田舎特有のおすそ分けを体験してなかったのです。
原因はほぼわかっていて、この街から来た男に絡みづらいから。だと思います。
だって、家族が来てからおすそ分けもよくもらうようになりましたし、もう全然違います。
天と地の違いです。
未婚の人はペットがいると相手も話しのきっかけになるからいいですね。
家族、子ども、ペットはガチで最強のコミュニケーションツールだと思っていいでしょう。
(ツールってそういうアレじゃないのでどうか気分を悪くされませんように・・・)
夏涼しい=冬マジ寒い
もうコレはね、わかるやろ!と言われればそれまでなんです。
ただ、冬がどれだけ寒いか?は是非とも移住する前に体験しておくべきですね。
寒い暑い、虫が多い少ない、湿気がすごい、騒音、雨音、などなど。
実際に住んでみないとわからないことはあるので100%予想通りとは行かないまでも、できるだけ誤算は減らしておきたいですよね。
いくら暖かいと言われるエリアでも山間部は冷え込みや多雨だったりするし、沿岸部は「塩害」なんてのもあります(←車や室外機が潮風で錆びるそうな・・・)
ぜひとも移住先の暮らしで想定されるデメリットをできるだけ軽減して、メリットとのよきバランスで移住ライフを送っていきたいものですね^^
【田舎フリーランス志向の場合】ナリワイは絞れ、ポジションをとれ
ここからは移住生活とは切っても切り離すことができない、仕事の話をしておきます。
これから移住するという状況の人はきっと、アレもできるコレもできる!とワクワクハイテンションのことと思われます。
が、アレコレやるのは得策じゃありません。
ワシはコレでいく!というものにあなたのリソースを注ぎ込みましょう。
こういうのをエッセンシャル思考といいます。
結局のところ、本当に大切なことはめったにないです。
あなたもわたしもポテンシャル的にはいろいろできるんですが、マルチタスクでアレコレやると成果が出るまでにとても時間がかかります。
ブログにしても農業にしても特産品の開発にしても、もうコレ!と絞って一点突破しましょう。
すずきちの場合は雪が積もって山に入れなくなる12月から雪解けまで、ひたすらスプーンを手彫りしていました。
仕事柄大量の丸太が手に入るので、グリーンウッドワーク というジャンルの木工としてスプーンをつくりまくりました。
そしたら関係者の間で「すずきち=スプーン」という図式を作ることに成功して、ハンドメイド作家として京都で手づくり市に出展したり、京都芸大のアーティストに混じって年末は再び京都でクリスマスマーケットに参加することに・・・!
コレが東京や大阪でひたすらスプーンをつくっていても没個性ですよね。
活動する拠点選びと、リソースを集中させる対象をどうするかによって、あなたのポジションはいかにでも変えられます。
米原でスプーンといえばすずきち。
すずきちといえばスプーン。
地方だとポジションも取りやすいので、コレから移住してフリーランス路線でいきたいなら意識しておくと周りと差がつきますよ!^^
ブログ、note、youtubeに注力せよ
もうコレは明らかですね。
田舎でフリーランス、じぶんのナリワイをもつ暮らしをするなら、情報発信は欠かせません。
つべこべ言わずにブログ、note、youtubeをやりましょう。
かくいうすずきちはnote、youtubeが手薄(というかほぼやってない!!笑)なので手始めにnoteでグリーンウッドワークの話をしつつ商品の販売ページに繋げていこうかな。
ということで、自戒を込めて、ナリワイもつならネットで情報発信をやりましょう!
原価ゼロ、高単価・リピートしてもらえる商品をつくれ
これは一歩踏み込んだ話です。
あなたがナリワイを持った時に、じぶんの商品をどう開発してどこの誰に売るのがいいかという話。
詳しくはメルマガとか限定noteで書いていこうかと思います。
とりあえずいえるのは、安売りせずファンを大事にしよう!ということです。
当たり前やろ!と思ったあなたはセンスがあるのできっと大丈夫です。
具体的には・・・というのはまた今度ですね。
移住するなら地域おこし協力隊は悪くない。けど・・・?
何を隠そうすずきちは米原市の地域おこし協力隊です。
山の整備をはじめとする地域活性化に関する活動に対して、毎月16万程度の報償費をいただいています。
小規模な林業というナリワイに興味を持ったとき、いきなりそれで起業するというのは非実現的でした。
技術を学びつつ地域に暮らして活動することで事実上の生活費、月収を得ることができています。
あとは活動費として200万が予算として計上されています(自由に使えるわけじゃないですヨ!)
これだけ聞くと悪くない、と思うかもしれません。
ただ補助金依存症になりそうで怖いんですよね。
ここでナリワイを作る、小さくてもちゃんと生活が成り立つだけの経済圏を作るということに対して、ぬるくぬるくなってしまいそうな時があります。
このまま補助金にずぶずぶと沈んで沈没してしまうんじゃないか。
そうはなりたくないので、たびたび自分を奮い立たせて経済的自立に向けて活動をしています。
一朝一夕にはいきませんが徐々にお金という目に見える形でリターンになってきたので、引き続きナリワイづくりの方も頑張っていきます。
補助はあくまでも補助。
いつまでも補助輪つけたまま遠くはいけないよね〜!ってことで、あなたからのご意見大歓迎です^^
それではまた別の記事で会いましょう〜。
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