すずきち
2017年10月1日に滋賀県の米原市に移住してから1年が経ちました。
超・絶・時・間
がたつの早かったです。
精神と時の部屋の真逆パターンでした(わかりにくい?w)
あっという間というのはこのことか、と痛感したこの1年間で得たスキルが結構あリました。
里山に地方移住すると得られそうなスキルだと思うので、忘備録として記事にしておきます。
それではいってみましょう!
目次
地方移住してから身についた10個のスキル
ざっと思いついただけで10個くらいあったのですが、細かいことも含めたら100くらい行くと思います。
個人の趣味趣向で変わると思いますが、里山に暮らすと生活力は段違いに上がるのは間違いないです。
①ミッション車の運転
これ、意外とあると思います。
すずきちがそうだったんですが、男子は運転免許をとるときにミッションでとりませんか?
にも関わらず、公共交通器官が発達している都市部だとそもそも車がいらないんですよね。
かくいうぼくがそのパターンでした。
京都、地下鉄もバスもあるし、なんなら自転車が一番便利だったんですよね。
京都暮らしの終盤で車も乗り始めましたが、無論オートマでした。
このままミッション車は乗らないのかなーなんて思っていた矢先に移住をしたのである意味ラッキー?だったかもしれません。
移住先が伊吹山の中腹だったこともありそれはもう豪雪地帯なわけです。
走ってる車はだいたい4WDですよ。
大阪の中古屋さんでなんとか入手した爆安の箱バンがミッションでした。
京都からなんどもエンストしながら移住先までたどり着いた時の感動と言ったらないですよ。笑
とにもかくにも、おかげさまでミッション車アレルギーも克服できましたという話です。
②タイヤ交換
古民家の改修に取り組んでいたすずきち。
山のように出てくる廃材の置き場もなくなってきて、どんどん駐車スペースを侵食してくるのですよ。
そんなある日、車がパンクしちゃったのです。
おそらく廃材の釘を拾ったんでしょう。
それにしても車のタイヤがパンクするなんて人生初のイベントだったので慌てました。
幸運にも地元の親切な人が交換のやり方を教えてくれたのでことなきを得ましたが、翌日には当時別居中だった京都の妻の家に帰る予定でした。
実はこの数ヶ月後にもパンクしたんですが、その時は自分でスペアタイヤに交換できました。笑
ホイールをかえるだけなら誰でもできますが、意外とやらない人が多いかもしれませんね。
恐怖!古民家のセルフDIYで出た廃材をしっかり処理すべき本当の理由。
③薪でお風呂を沸かす
いつの時代だよ!と思う人もいるかもしれません。
平成です。笑
原理的には五右衛門風呂的なアレと同じです。
薪を燃やした熱で水を沸かすだけです。
灯油を使ったバーナーが付属されているので、それを使えば早いんですがいかんせん煙たいんですよね。
バーナーを使っちゃうと家全体が燻されるんです。笑
洗濯物はもちろん、家族全員が燻されます。
昔の囲炉裏は虫害防止の効果もかねていたのでしょうが、ボタン一つでお風呂が湧く生活しか知らなかった人間にとっては、お風呂のたびにモクモクはしんどいんですよね。
妻も娘もモクモク嫌いだったので、結構悩んでいたのですが、先日なんとなくマッチで焚きつけしてみたんですよ。
そしたら穏やかに燃えていくからか、モクモクがなかったんです!
都市ガスの恩恵を享受してる人からしたら「知らんがな!」という話ですが、こうして目に見える形で生活の悩みを改善していくのも里山ライフの醍醐味ですね^^
④無垢フローリングでの床板貼り
お借りしてる家の改修をしていくと、だんだん歯止めが効かなくなる傾向があります。笑
畳を新調するより格安の無垢フローリングを貼る方が安く上がることもあって、人生初の床はりを断行しました。
うちに来た人からの評判はよくて、すごいねー!というお声をいただくことが多いです。
ぶっちゃけ誰でもできることなんですが、なんとなく難しく捉えている人が多いのかもしれませんね。
改修してると本当にそう思うことが多いです。
やってみたら意外とできちゃうし、自分でやったら愛着が湧くので多少の失敗は許せるんです。
高いお金を払って施工してもらうのとは違う、カリカリしない心の余裕も得ることができるDIYって、ほんといいですよ^^
⑤お風呂場のリフォーム(バスナフローレ)
同じくお借りしているお風呂場の床をリフォームしました。
セメント打ちっ放しで山小屋風の床は、冬場にめっちゃ冷たいんですよ。
足の裏から凍っていくんちゃうかというレベルで冷えます。
スノコを敷いてその場をしのいでいたのですが、スノコ自体がカビ臭くなるのが嫌でした。
知ってる人は知っている、「バスナフローレ」という素材で床を覆ってやりました。
これまた施工の仕方はyoutubeにもネットにもあるので誰でもできるはずです。
不器用なすずきちでもできたくらいなので、マジで誰でもできると思います!
⑥伐木
すずきちは自伐型林業という小規模な林業を実践しています。
なので木を伐ったりします。
というか伐れないと仕事になりません。
やるまでわかりませんでしたが、生えてる木ってめちゃくちゃ重いんですよね。
あと、意外と知られていないかもしれませんが、全職種のうち、林業の死亡災害ってトップクラスなんです。
だからこそ、安全に伐木できる技術を身につけることは大事です。
すずきちは協力隊の同僚と一緒に、滋賀から東京まで研修を受けに行きました。
それがあったからこそ、安全意識も共有できているし、次に解説するチェンソーの目立ても身につけることができたと思っています。
⑦チェンソーの目立て
ここは林業関係者だけ読んでもらえたらいいです。
研修先で交流するおじさんに「チェンソーの目立てはしない。伐れなくなったらソーチェンを交換する」という人がいました。
それじゃあお金ばっかかかるし、伐れないから疲れるし燃料代もかさむので超もったいないですよ。という話をしていました。
僕自身、伐れないチェンソーを使う虚しさ(笑)を実感したので、目立てを身につけようと必死でした。
いろんな流儀がありますが、安全に伐れるようになればいいだけです。
詳しくはいつか別の記事にしますが、目立てができると本当に作業も楽だし、単純に楽しいですよ^^
⑧木の枝からスプーンをつくる
奈良県の吉野という場所があります。
昔から林業の先進地として知られているのですが、そういう場所は伐り出した木を出荷するだけでも収入を得ることができます。
しかし、ぼくの移住先である米原市はそうはいきません。
なぜかというと、そんな良質な人工林もなければ林業自体が盛んでないからです。
こういう場所で小規模な林業をやるということは、「加工してなんぼ」ということです。
すずきちが拠点にしている山で手に入れた木を使って、手始めにカトラリーづくりをしました。
これまた誰でもできることですが、生産〜加工〜販売をワンストップでやる小規模林業家はまだまだ全国的に見ても少ないです。
生産〜加工は多いですが、ちゃんと経済的な自立をするための「販売」ができる林家はごくごく稀だという印象です。
だからこそすずきちはマーケティングとかコピーライティングといったビジネスの知識を学んでいるんです。
なかなか理解されづらいのが辛いですが、結果で証明するしかないと、今は思っています^^;
⑨ショベルカー(ユンボ、ミニバックホウ)の操作
いわゆる重機です。
工事現場で誰でも一度は見たことがあると思います。
山から伐り出した木材を運搬するために、山に作業道を作るんですが、その時に使う機械です。
土を掘るだけじゃなくて木の根っこを抜いたり、地面に圧をかけたりといったいろんなことができます。
単純に楽しいですw
⑩【重要】素直になること(知らんことは素直に聞くべし)
最後になりましたが、このスキルが実は一番大事だと実感しています。
特にぼくのように任期が限られている協力隊などは、経済的に自立を求められるまでの時間が限られています。
それにも関わらず自己流で時間を浪費するのは得策ではありません。
たとえ有料でも、その道の先輩に教えを請うて目的を実現するまでの時間を短縮した方が何倍も賢いと思います。
たとえばですが、地元の食材を生かした健康志向のラーメンを作りたいと思ったとします。
まずは自分で調べてもいいですが、いきなりラーメンを自己流でつくるのはどう考えてもめっちゃ時間がかかりますよね。^^;
そうではなく、自分の理想に近いラーメン屋さんに連絡をとってヒアリングしたり、インターンとしてお店でアルバイトするといった行動の方が圧倒的に成功への近道だと思います。
時間という資産をコストとして換算する意識を持ちつつ生きないと、せっかくのモチベーションもドブに捨てているようなものです・・・。
まとめ:里山移住は生活力があがる!
すずきち
里山に暮らすと特別なスキルがなくても、必要に駆られてその都度スキルが身についていきます。
この感じはまるでリアルRPGです。笑
うちの妻は念願の家庭菜園、というには広すぎる畑で思う存分作物を育ってまくっていますし、ぼくは狩猟免許を取得する予定です。
鶏肉が好きなので、ヒヨドリやヤマバトはもちろん、鹿やイノシシも食料として調達できるようになりたいと思います^^
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